Monday, January 26, 2026

特異点その1 壱岐・対馬の震源群の解析

 気象庁データベースで壱岐・対馬の震源群は発生順に下表の9件のみです。


グリッド要素とは震源を東経(0.1度単位)・北緯(0.1度単位)・深さ(1km)単位の小ブロックを指します。表の右端にある東経・北緯は四捨五入して丸める前の値です。最大段数については後述します。

まずは東経・北緯の震源推移図を以下に示します。ラベルは各震源のマグネチュードです。

中央よりやや右寄りの規模不明の地震から始まり、次の不明で折り返したM3.8からは全体的には逆時計回りに推移しているように見えます。

黄色のラベル震源群をピックアップして確認したのが下図です。相関係数が1の完全な直線上にあり、おそらくは断層に沿った発生と思われます。ここで注目してほしいのは最初の表で太字で示した連続発生した3震源がこの完全な相関を示している事です。9震源の中から1組の3震源が完全な相関を示す事自体が偶然とは考えにくいのにさらに連続した3震源となると偶然と見なす方が不自然です。


黄色ラベルの震源群を除いた震源群の推移が下図です。三角形の領域を囲むようなきれいな逆時計周りになりました。

黄色ラベルもふくめた震源群全体が逆時計周りに推移していたのに断層に引っかかって寄り道したものと考えれば、壱岐・隠岐のこのエリアでは逆時計回りに地殻の破壊が進んでいた様子が伺えます。

ここまでは地震がルールに縛られている事を示す事のまだプロローグです。

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